漂白の俳人「種田山頭火」の一ファンです。
山頭火が残した句の中でも
好きなもの、特に旅の句を中心に選んでみました。
志布志という山頭火の句碑がどこそこにぽつりと立つ町の雑貨屋です。
2007年11月26日
2006年10月01日
山頭火
あすはかへらうさくらちるちつてくる
山頭火
ともかくも生かされてはゐる雑草の中
山頭火
うれしいこともかなしいことも草しげる
ちんぽこて 山頭火
ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯
山頭火
いつもつながれてほえるほかない犬です
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あざみあざやかなあさのあめあがり あすはかへらうさくらちるちつてくる あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ あるけば蕗のとう いそいでもどるかなかなかなかな いつもつながれてほえるほかない犬です うつむいて石ころばかり うれしいこともかなしいことも草しげる けさもよい日の星一つ けふもいちにち風をあるいてきた この旅、果もない旅のつくつくぼうし さて、どちらへ行かう風がふく すべつてころんで 山がひつそり ちんぽこもおそそも湧いてあふれる湯 つかれた脚へ とんぼとまつた てふてふうらからおもてへひらひら ともかくも生かされてはゐる雑草の中 どうしようもないわたしが歩いてゐる ぬいてもぬいても草の執着をぬく ぬくい日の、まだ食べるものはある また見ることもない山が遠ざかる まつすぐな道でさみしい やっぱり一人がよろしい雑草 よい宿でどちらも山で前は酒屋で よい湯からよい月へ出た わかれてきた道がまつすぐ わがままきままな旅の雨にはぬれてゆく 安か安か寒か寒か雪雪 雨ふるふるさとははだしであるく 雲がいそいでよい月にする 何が何やらみんな咲いてゐる 笠にとんぼをとまらせてあるく 熊本にて 月かげのまんなかをもどる 月も水底に旅空がある 今日の道のたんぽぽ咲いた 山のいちにち蟻もあるいてゐる 山頭火 捨てきれない荷物のおもさまへうしろ 松風すずしく人も食べ馬も食べ 酔うてこほろぎと寝てゐたよ 雪ふる一人一人ゆく 雪空の最後の一つをもぐ 其中雪ふる一人として火を焚く 分け入れば水音 歩きつづける彼岸花咲きつづける 旅のかきおき書きかへておく
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